公開研究会を開催しました。
本日は天気がよく、靱公園の側の大阪科学技術センターが会場でした。多くの方が、公園内のテニス場、散策コースを散歩されており年末と思えないのどかな日となりました。
森下代表の挨拶から、今年の公開研究会が開催されました。
今年の参加者は、70名近くの方が参加され、皆さん真剣に説明を聞いておられました。
特別講演「知的資産マネジメントの高度化に向けて」
国立大学法人山口大学 経済学部経営学科 教授 内田恭彦先生より、ご講演をいただきました。
BSC(バランススコアカード)と知的資産経営の違いを解りやすく説明していただきました。さらに、知的資産経営とイノベーションの本質を事例を交えて説明され、その後、関係資産のマネジメントの仕方を最近の研究を中心に懇切丁寧に説明していただきました。
内田先生は、忙しい日程にもかかわらず懇親会にも時間の許す限り参加して頂き、参加者に丁寧にお教え頂きました。
ポスターセション「知的資産経営の実践企業」
知的資産経営を実践されている5社の企業様にお越しいただき頂き、実践された経験を直接お話していただきました。
参加者から、直接導入された企業様の「生の声」を聴くことができ、とても参考になったと好評でした。
- アトリエコマクサ
- 協伸マテック株式会社
- 昭和電機株式会社
- 株式会社たかはし
- 富士パッケージ株式会社
論文解説「ここまできた知的資産経営支援-ストーリーで示す知的創造-」
鷹津研究員より、大阪府中小企業診断協会より頂いた最優秀論文賞の解説をしました。これまで、当研究会が実践してきた知的資産経営の支援の蓄積であり、導入していただきました企業様との支援状況を解説しました。
参加していただいた皆様には、これまでのご支援を感謝し、本論文の冊子を進呈させていただきました。
知的資産経営について
坂元研究員より、経験も交えて、知的資産経営報告書の導入の仕方をご説明しました。知的資産経営報告書は、幹部のみで作る場合、従業員も参加して全員で作成する場合、社長だけで作成される場合と企業の状況により違いますが、従業員を交えて自社の知的資産を拾い出すことは会社を理解するとても良い機会となっていることが多く、社員間のベクトルを合わせることに効果的であることを解りやすく説明していただきました。
閉会の挨拶を森下代表より行っていただき無事に終了しました。
その後、会場を別にして有志による懇親会を開催しました。当研究員だけでなく、多くの企業様にも参加して頂き、遅くまで真剣にお話をされておられ、有意義な時間を過ごしていただきました。
当日参加していただきました皆様には、年の瀬の忙しい時期に、ご参加していただき厚く御礼申し上げます。