新たな価値創造によるオンリーワン企業を目指して ~大廃業時代をどう生き抜くか!?~
日時:2019年11月15日(金)13時30分~16時45分
場所:マイドームおおさか8F 第1・第2会議室
「経営デザインシート」は、企業が自身の価値創造メカニズムを理解するための思考補助ツールであり、関係者(社員、金融機関、協業先、支援者等)との対話ツールとして活用されています。
本セミナーでは、経営デザインシート活用のあり方を、企業と支援者両面からその最新動向をお伝えしていただきました。参加者の皆様から講演者に対して活発な質問もあり、盛況のうちに終了しました。
また、参加された企業様や金融機関様の中には、経営デザインシートによる支援を希望される方もいらっしゃいましたので、本セミナー内容を踏まえ、当研究会による支援を継続実施させていただくこととなりました。
基調講演 13:30~15:00
経営デザインシートから始める新しいお金の借り方貸し方
森 俊彦 氏 金融庁参与
2016年経済産業省「ローカルベンチマーク活用戦略会議」委員、2017年内閣府「知財のビジネス価値評価検討タスクフォース」委員でいらっしゃる森 俊彦様から、経営デザインシートの位置づけや理念、企業支援における取り組み姿勢等について、時折涙も見せられるなど熱い講演となりました。
<参加者の声>
・経営デザインシートの有用性を理解できました。価値の理解が深まりました。
・森さんの覚悟の涙が見えた。ローカルベンチマークと経営デザインシートの関係がわかった。
・ロカベンと経営デザインシートが一体であることで、夢や目標の実現に大きな力を発揮することが理解できた。
・経営者と金融機関、支援者すべて「覚悟」が必要だ、と言われたのが印象的でした。
・金融機関との付き合い方や考え方がわかった。
・事業者のことを思い出されたとき、今の活動の原点なのかなと感じました。
事例紹介 15:10~15:50
藤本 智治 氏 丸和運輸株式会社代表取締役社長
大阪府を中心に関東・中京・中国・九州をダイレクトに結び、質の高い輸送サービスを提供する丸和運輸株式会社代表取締役社長 藤本様より、経営デザインシートを使った経営支援の経緯やその効果について紹介いただきました。経営デザインシートを活用してワンチームで新規事業に取り組み、モチベーション高くビジョン実現を目指す姿をプロモーションビデオを交えてご紹介いただきました。
<参加者の声>
・危機を乗り越え「従業員のために」 「お客さんに喜んでもらう」気持ちが伝わってきました。
・覚悟の大切さ、覚悟を持つ社長に対してどう応えていくかをあらためて考えさせられました。
・新規事業具体化への取り組み。プロモーションビデオも印象深く良かった(ツアー内容に惹かれるだけでなく本格的な作りで魅せられる)
・各ツールの位置づけを意識して効果的に使い分けできるよう活用していきたい。
特別講演 15:50~16:30
森下 勉
当研究会代表である森下勉より、経営デザインシートを使った支援に関わる考え方のポイントについてお伝えしました。価値を提供し、価値を頂く循環が重要であること。価値はお客様が決めるものであり、その価値をどう伝えるか、伝えられているか検証し、アップグレードしていくためには、支援者の対話とコミュニケーションが鍵となることなどをお伝えしました。
<参加者の声>
・知的資産経営、ロカベン、経営デザインシートの一気通貫であることを改めて認識させられました。
・ビジネスを継続させるには関係者との信頼構築が必要であり、その実現のためのコミュニケーションを促進することで伝わるように伝えるツールの活用が有効であること。
・聞くたびに新しい気づきを得られます。
・森下先生の支援の話は、経営者の考えを拡がらせるプロセスがとても分かりやすい。
この度はご参加、ご協力誠にありがとうございました。当研究会は、今後も皆様のご期待に応えられるよう、セミナー企画に取り組んでまいります。